社会福祉士について調べていて、やめとけという言葉を見ると、資格取得に時間やお金をかけてよいのか不安になりますよね。
私はMSWとして、退院が重なったり連日の面談に追われたりすると、仕事を続ける難しさを感じます。
ただし、私が経験した医療現場の負担だけで、社会福祉士の仕事全体を判断することはできません。
この記事では、私自身の働き方を振り返りながら、資格を目指す前と就職先を選ぶときに確かめたい点を整理します。
社会福祉士はやめとけと決める前に資格と仕事を分けて考える

社会福祉士を目指すかは、資格の名前だけでなく、どの分野で何をしたいかを踏まえて考えたいところです。
社会福祉士という資格と、病院で働く医療ソーシャルワーカーという職種は同じ意味ではありません。
まずは資格取得の条件と、希望する職場の仕事内容を別々に調べましょう。
社会福祉士の資格取得には受験資格の確認が必要
社会福祉振興・試験センターの案内では、社会福祉士になるには、所定の受験資格を満たして国家試験に合格し、登録する必要があります。
受験資格に至る道筋は学歴や履修科目などによって異なります。
自分に必要な学習期間と費用を確認し、希望する求人で資格がどのように扱われるかも見てください。
資格取得だけで、希望する職場への採用や一定の収入が決まるわけではありません。
ネットの体験談は働く条件まで確認する
同じ社会福祉士でも、仕事内容、指導を受けられる体制、給与や勤務時間は職場によって異なります。
体験談を読む際は、つらかったという結論に加えて、担当業務や相談相手の有無まで確認すると、自分が避けたい条件を具体化できます。
私の話も一つの経験として、職場見学や募集要項と照らし合わせて読んでください。
MSWとして負担を感じるのは対応が重なるとき

私が特にストレスを感じるのは、担当患者の退院が重なったり、支援に時間が必要な患者が入院して面談が連日続いたりするときです。
一つの面談だけでなく、その後の連絡や手続きも並行して進める必要があります。
相談に乗る仕事に興味がある方には、面談以外の調整業務も含めて知ってほしいと思います。
やることリストがあっても整理できない日がある
私は毎日、その日にやることをリストにしています。
それでも思うように仕事が進まず、終業直前に忘れていたことに気づく場合があります。
そんなときは、ストレスがたまり、仕事を整理しきれていないと感じます。
リストを作ればすべて解決するわけではなく、予定に対して担当量が多すぎないかも見直す必要があります。
支援への意欲と処理できる仕事量は別に考える
人の役に立ちたい気持ちがあっても、連絡や面談が集中する状況を一人で引き受け続けるのは難しいものです。
私自身、上司に負担を伝える際には、担当件数だけでなく、退院の近さ、必要な手続き、進捗、一番困っている点を伝えています。
件数だけでは見えない負担まで共有することが、担当の調整を相談する材料になります。
社会福祉士の職場選びで確認したいこと

就職前に現場のすべてを知ることは難しくても、具体的に質問できる点はあります。
残業の有無だけで終わらせず、業務が集中した日に誰が調整するのかまで聞いてみてください。
次の項目は、私の経験を踏まえた職場見学や面接での確認例です。
- 新人が担当を持つまでの指導方法
- 担当件数と支援の難しさを共有する機会
- 退院や面談が集中した日の応援体制
- 残業時間の実態と勤務時間の記録方法
- 給与規程と昇給や手当の条件
新人が相談できる仕組みを聞く
質問しやすい職場かという聞き方だけでは、実態が分かりにくいことがあります。
指導担当者が決まるのか、面談に同席してもらえるのか、担当者が不在の日は誰に相談するのかを確認すると、入職後の動きを想像しやすくなります。
回答が曖昧であれば、最近入職した人がどのように仕事を覚えたかを聞く方法もあります。
給与は生活費と継続できる条件で判断する
社会福祉士は給与が低いという印象だけで、自分の生活が成り立つかは判断できません。
基本給、手当、賞与の条件と、住居費や学費の返済など自分の支出を比較しましょう。
やりがいを感じられることと、無理なく生活できることは、どちらも進路選びに必要な条件です。
MSWとして続けるために個人の工夫と相談先を持つ

負担への対処には、その場の気分転換と、仕事量そのものの調整があります。
私には、短く歩く時間が気持ちを切り替えるきっかけになっています。
一方で、気分転換だけでは解決しない問題は、周囲と共有するようにしています。
私が試した気分転換と限界
私は相談室から少し離れたトイレに行き、歩くことで気分転換をしています。
また、休日に仕事を思い出さずに済むよう、金曜日に残業をしてでも区切りをつけていたことがあります。
ただし、これは私がしていた工夫であり、休日のために残業を増やす方法を勧めたいわけではありません。
読者の方には、未完了の仕事の次の対応と期限を、院内で認められた方法で記録し、必要な引き継ぎをして帰る方法を提案します。
成果を思い出すだけでは負担が軽くならなかった
これまでの成果を思い出して、自分が役に立っていないわけではないと考えようとしたこともあります。
しかし、私にはそれだけでストレスを和らげることは難しく、役立つ対策とは感じられませんでした。
仕事の意味を考えることに加えて、何が終わらず、誰の手助けが必要なのかを具体的にする方が、相談につなげやすいと考えています。
上司に話しにくければ別の相談相手を探す
私は上司や先輩に加え、同僚や話しやすい多職種に相談する方法もあると思っています。
職種が違う人から、自分とは異なる見方をもらえる場合があるためです。
患者情報の共有は職務上必要な範囲と院内ルールを守り、職場外への相談では個人を特定できる情報を伝えないようにします。
不調が続く場合は、産業医や医療機関などへの相談も検討してください。
厚生労働省のこころの耳では、働く人向けの相談窓口や専門機関の情報を確認できます。
出典:厚生労働省 こころの耳
まとめ:社会福祉士を目指すかは具体的な条件で考える

社会福祉士はやめとけという言葉だけでは、自分に合う進路かどうかは決められません。
私のMSW経験では、対応が重なる日の負担や、仕事を一人で整理しきれない難しさがありました。
だからこそ、資格取得の費用や期間に加え、希望する職場の業務内容、相談体制、待遇を確かめてほしいと思います。
まずは気になる求人を一つ選び、分からない条件を三つ書き出すところから始めてみてください。
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